Live Round About Journal2009速報

今年もLive Round About Journal2009にg86は編集係として参加してきました!
大盛況で昨年よりも濃密だったと思います。

早速、編集席からの風景

300人弱来客を記録し、立ち見で埋め尽くされる会場

編集画面と、その向こうは僕らの自由が丘ストリートエキシビジョンにも参加して頂いたライブ漫画を書くmashcomix。
絵が繰り出される状態が絵になる笑。めちゃくちゃかっこいい!

タイプライター集団。同時並列的に猛烈な情報量がたたき出されていきます。


このイベントは前回はプレゼンターとして、今回は編集という形で参加させて頂き非常に刺激になりました。
レクチャーする人も様々な次元の方がいるし、同時に漫画を書く人、文字を起こす人、編集する人、デザインをする人、さらにたくさんのお客さんがうごめていているという、ものすごく一回性が際立ち、ピンと張りつめた緊張感のあるイベントでした。
人の関係性が空間を変えるのを目の当たりにしたような感覚を覚えます。

プレゼンターのチョイスが絶妙だったので議論の内容も昨年以上に多様。
個人的には日建設計の勝矢さんの「重層的な都市の風景を作るようにアクティビティと建築が重なっていく風景を作ってみたい」という主張がヒットです。作ってるものも明らかに高性能。
藤本壮介さんは何度レクチャーを聴いても突き動かされます。‘それでもやはり作り続けていく’エネルギーにはいつもやられてしまいます。
表現の仕方は全く違うけど都市や複雑系の論理を展開していて、もともと情報に興味があった僕にとっての最強のロールモデルである。そのお二人を同時に引き合わせる事で僕の中で勝手にテクストが編まれる。
といった、普段はなかなかリンクしなさそうなところがハイパーリンクするのがこのイベントの面白いところ。

mosakiの田中さんも議論に真っ正面から応答していてかっこよかった。誰かの受け売りや自分が知らないことを援用するような論よりも圧倒的な強さがあった。

論理で議論するのがいいのか、経験で議論するのがいいのか、作ったもので議論するのがいいのか、抽象的なことを貫徹明けに考えていますが、
目の前で作品を次々と生み出す、mashcomixを見ていると、やはり僕らも形を作らなければならないのだなと気合いが入りました。

ライブスタディなんかを建築家にやらせてみたりしたら、真の‘手の内’が明かされるんじゃないかとか想像を巡らせています笑。

濃密なイベントに誘って頂き、藤村さんやteam rajの皆様や関係者の方々には感謝します。
今年も連鎖的に建築界がウネリが起こることを期待します!