Archi-TV プレミーティング参加

今日午後から、Archi-TVのプレミーティングに参加してきました。
Archi-TVとは建築学会主催の建築文化週間において学生が主催しているワークショップ。
当日は24時間耐久のワークショップなどを行うなどかなりアツい内容。
僕たちは新世代代表として、グループ活動をしている団体の一つとして参加。
当日は僕たちは様々な場面でディスカッションを行っていく。


今日はそのプレミーティングで各団体のプレゼン+ディスカッション。
それぞれの活動の種類はバリエーション豊富。アーキサミットに参加して頂いたチームもちょこちょこいたりして。


それぞれのプレゼンを聞いて、ちょくちょく質問をふっかける。それぞれがそれぞれで興味深い可能性をもった活動をしている。
途中で気づいたのだが、僕たち以外はみんなメンバーは不特定で、サークルのようなシステムのグループだった。
その形態の違いは僕は決定的だと思う。


一番気になったグループは名古屋を中心に活動しているFLAT。カフェの運営から始まり、そこから講演会やコンペ等々数々のイベントが生まれてきた。卒業設計の講評会などを名古屋の他大と協同で企画したりしている。
名古屋の建築界では「名古屋飛ばし」という言葉があるぐらい、あまり昔から建築では表に出てこない地域だったらしい。(そういえば建築MAPに名古屋編が無い。)
そんな中で名古屋の建築学生が一致団結して自らが情報を発信していく震源地になるのは非常に興味深いし、応援したい。
FLATが主催で卒業設計講評会をより規模の大きいものにしたら、日本一決定戦のあまりにも評価軸が固定化されている状況を相対化してくれるのではないかと密かに期待している。


僕らはサークルのような、メンバーが多く、その移り変わりが激しく、個々人の匿名性が高い団体活動に懐疑心があって、g86という形態をとっているのだが、FLATを見て、そのような形態での活動にも可能性を見出した。


その後、みんなでディスカッション。そこでの問題意識や、興味のあるテーマなどに共通点がものすごくあることに驚くとともに、ある種の危惧を抱いた。


なぜ、現代のような、高度情報化社会で、情報量がかつてより急激に増加し、多様化、細分化が進んだのにも関わらず、みんなの興味対象は似ているのか。この状況は現代社会の問題を露呈しているように思う。メタ的だが、このことに関しても議論したかった。


こういった同世代があつまって議論することはやはりおもしろい。議論しながら、自分のスタンスが徐々に明確になっていく。そのフィードバックからまた議論が展開していく。それが楽しくてやめられない。

Archi-TVの運営のみなさま、このような貴重な企画に参加させて頂きありがとうございました。