Archi-TV 2008 プレミーティング

昨日8月3日にArchi-TV 2008のプレミーティングに参加してきました。

内容については鎌谷のレポートがあるので、ぜひご覧下さい。内容とは関連が薄いですが、それ以外に感じたことと、個人的に興味がある点について2点ほど書かせていただきます


◆アウトプットとインプット

情報が地方と東京で格差があるという状況について、名古屋からきていたFLATは特にそれを事実ベースで話をきけた。

面白いと感じたのが、FLATは僕も含め以前から活動を知っていたし、東京でも有名だから、今回Archi-TVに参加することになったと思う。それはひとえに、FLATが、何かしら自分たちでアウトプット(雑誌への寄稿や、イベントの開催、ウェブページ、やそれらの複合的な利用)をすることによって、逆にインプット(Archi-TVへの招待)が得られたという、流れになっていると思う。

これは、情報がたりない、情報が入って来ない、という問題に対して、インプットをなんとか自力で頑張るのではなく、自分たちがなにかしらをアウトプットすることで存在を明らかにし、それによって、結果的に情報が(自分たちを認知してくれた人から)インプットされるのだと。

現に僕たちg86も、このブログをみて声をかけていただいた方や、このブログがきっかけでインタビューさせていただいた方もいらっしゃるし、アーキサミットの参加者の方とも繋がりでもそういったところが寄与していた部分は大きかった。

そういった意味で、改めてインプットとアウトプットというのは相乗効果を生むものであって、2つの関係は無視できないと感じた。


◆マップ化

議論の末、僕たち新世代(86世代前後)を構成しているもの、影響を受けているものに対してブレストチックな議論がなされ、紙にキーワードが抽出され、最後にそれをマップ化しようとしたのだが、やはり、マップ化することは容易ではない。

現在のウェブの世界で「ソーシャルグラフ」というバズワードがある。これは簡単に言うとSNSなどの情報から人間関係の相関図をマップ化したようなものだ。mixi graphが一番有名かと思う。こうした『マップ化』というのは、元来物事の整理や、説明に使われていたが、それは、かなり単純化されたものであることが多い。それは人の処理能力の限界なのか、有用性の有無の問題なのかは、その時々によるが、コンピュータの力によって、より複雑な状況においてもそれを『マップ化』することが可能になる流れにある。

今回それを手動で行っていたが、時々系統だって見える瞬間があったのだが、それをもう少し説明可能な状態にできれば、それを新たなアルゴリズムとして、複雑化した状況においての『マップ化』が可能になるのだろうと感じた。それによって新な視点が得られるようになる可能性は多いにあると感じた。

※ちなみに現在でも、CloudMapというアプリケーションがあるが、これは、ソーシャルブックマークなどのタグとコンテンツとの関連性を数値化してマップ状に配置しているようだ。


少々話はずれましたが、Archi-TVの運営の皆さん、貴重な場をありがとうございました。