アドレナリソ

22日、16時から民主党世田谷区議の風間穣氏にインタビュー。
教育システムを教育の現場から政治という場に移行し、そこから教育システムの構造の刷新に寄与していきたいという考えを述べられた所で、風間氏の政治と教育に対する考えと、我々の政治と建築、深層と表層の考えと共振していることを両者が察知し、議論は一気に盛り上がる。
風間氏の活動の中には、SNSやNet Advertisingなどネットにおける様々な活動と呼応している教育プロジェクトがあり、政治家でありながら、ここまで柔軟で合理的な発想を持ち合わせていることに感銘を受ける。
インタビューが進んでいくうちに、自分の中で、今の政治の、ローカルに固執しそこでの権力をいかに保持するかというコンサバティヴでローカライズドな構造がシームレス化の一途を辿っている今の社会構造と全く逆の立場にあることが、くっきりと見えてきて強く疑問に感じだす。
政治という社会の基盤を支える機構が、社会からますます乖離しているこの矛盾は、我々の都市における深層と表層の乖離という問題よりも切実じゃないのかと。


23日、インタビューが立て続けにあったことで、アドレナリンが出尽くし、久しぶりに爆睡。昼過ぎに起床 笑
そこから、代々木にエジプトの民族楽器ダラブッカを購入するため向かう。店は閉まっている。 笑
それならと、代々木公園に向かい、ダラブッカを演奏している奴がいないか探す。すると、ギニアの民族楽器のジャンベを演奏している人を発見。横に貼り付く。いろいろ教えを請う。その人曰く、
あるフレーズを意識的にリピートしていくとあるトランス状態に入る。そうなると、手の動きは見えてるが自分の手じゃなくなるような感覚に陥るらしい。そうなるともうエクスタシーに通じる快感が得られるとか。けど、一瞬我に返ると、急に手が自分の手に戻るから、一拍ずれたりテンポがずれたりしちゃうんだけど、たまにそれが良かったりするらしい。
このことは非常に興味深かった。究極的に身体性に依拠する構造を持つ民族楽器が、逆にそれを徹底すると次は究極的に精神性が表出し、また身体性へとフィードバックしていく。この反転しながらスパイラルを起こす機構は、いやはや面白い。形式知暗黙知のSECIモデルの構造にも通じるんじゃないかな。(言い過ぎ?笑)
徹底した純度の高い身体性を得られると、絶対的な個の内省が始まり、原初的で短絡的な回路での強烈な自我のNetWorkが起こりだす。トランス状態に行き着くまでの構造はこんな過程なのかなと考えたり。
はやくトランス状態になってエクスタシーを感じたいものだ。 笑

その後、帰宅し、フェデリコ・フェリーニの「ROMA」を観る。
フェリーニのローマの現実に対する皮肉、理想に対する皮肉を、フェリーニおなじみのオプティミスティックで魅惑的な妄想表現で、あぶり出す。映画の完成度は非常に高い。ローマの遺跡群のある道を、暴走族が縦横無尽に走る様は圧巻。バイクの光に照らされた遺跡がまた非常に美しい。まさに究極の皮肉。これは一見の価値あり。


今日、ソニーのファシリティマネジメントの豊島さんに取材に伺いました。
むちゃくちゃ面白くてもうむちゃくちゃいろいろと書きたいのですが、アドレナリンが出過ぎて今疲労感がすごいので後でアップします。笑あとこれからものづくり学校でレゴで遊んでくるので、そのことと一緒にアップしたいと思います。